2008 年
5 月
17 日
安心して病気になれる?!医療体制を守りたい
〜乳幼児死亡率の低さ、長寿ともに世界に誇れるその訳は…〜
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珍しく、連日の更新となりました。(笑) 先日、テレビ東京の「カンブリア宮殿」という番組で、医療シリーズ第1弾「ゲスト聖隷浜松病院・堺常雄院長」が放送されました。救急患者のたらい回しの問題を取り上げたもので、聖隷浜松病院が、基本的に受け入れを断らない体制を作って救命救急医療をおこなっていることを伝えていました。堺院長は番組の中で、「病院も経営が大事。普通の企業なら業績悪化は社内への影響だが、病院の経営は、悪化がそのまま地域の医療事情を直撃する。だからこそ病院は経営感覚が重要。利益が出れば検査機器なども最新鋭のものに交換し、医療の質を高めることも求められる」とコメントされていました。 医療も、採算性の高い分野と低い分野があることから、経営を安定させるためには、採算性の高い分野の手術を“良い意味で”合理化して対応数を増やすことで利益を確保し、医師の負担を軽減する作業分担、時間を捻出するために種類や内容ごとにあらかじめ必要な手術用具をセットし、ストックしておくという工夫などで、人件費がかさみ、医師も過酷な勤務を強いられる救命救急医療に誠実に取り組んでいるということが伝えられていました。
さて、今般の後期高齢者医療制度に関連した改革の一つである「延命治療の肩たたき」も、批判を受けて見直す方向のようです。夫の父親は、3年ほど前に救世軍清瀬病院緩和ケア病棟で83年間の人生を閉じました。痛みを緩和していただくことで、病床にあっても最期まで、ライフワークだった俳句に関わる作業を私たちに指示したり、おしゃべりをすることができました。義父母が通っていた教会の牧師先生は、毎日のように訪れて見守って下さいました。よく言われる治療の管だらけの“スパゲティ状態”になることもなく、しかし、必要に応じて医師や看護師の支援を受けながら過ごした人生最期の数ヶ月間の病院生活…私自身も、不治の病にかかった時は、こんな風に…と思いました。 青梅市立総合病院も、今年度当初、麻酔医の確保に苦労しました。また、全国的には、出産に対応できる(してくれる)病院の減少、産科医不足、小児科医不足も問題になっています。また、30時間連続勤務という実態も一部にある中で、勤務医のお給料はその激務に報いる額ということでもないようです。産科医、小児科医不足については特に、少子化対策が叫ばれながらどうしてこのようなことが放置されてきたのか、疑問でなりません。財政的な理由があったとすれば、なおさら、これまでの政府の税の使い方(配分)の偏りに憤りを感じます。 一方、体に異常を感じれば、誰だって心配で医者に診てもらいたいと思うのは当然なのですが、自分の動物的な感覚というか、すぐに行くべきなのか、少し様子を見てもいいと思うかといった、「自分の体に聞いてみる」的な振る舞いも、私は大事にしようと思っています。 破綻して使えなくなったら困る保険制度、医療制度。孫子の代まで念頭において、大事に利用していきたいと思っています。
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