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2008 年
9 月
6 日 そんなことはありませんよ、橋下知事 〜府立国際児童文学館を隠し撮りで酷評だなんて〜 |
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私は、今年3月に愛知県犬山市の教育委員会と大阪府の池田市を視察した際、足を伸ばして、当時廃止候補にあげられていた府立国際児童文学館も視察しました。2時間近くにわたり、丁寧に書庫も含め説明を受けながら見せていただきましたが、知事の「実際は漫画図書館」との評価は一面的で、「出版文化」に対する認識の差から来る発言だな、と思いました。 6月から個人向けに書庫などの見学ツアーを始めたとのことで、8月の来館者数は、昨年の5割増になっているようです。漫画は確かにたくさんありました。でも、図書館とはコンセプトが異なっていて、図書館事業のように一部を除き、普通の貸し出しを前提としていないので、カバーは確か取り外せるタイプ、べったり糊付けしたりせず、付録つきなら付録がついたまま、出版時の状態のまま保存してあるのです。手にとって見せていただきましたが、明治・大正の頃からの漫画類から、私も子どもの頃に読んだ懐かしい「少年マガジン」(兄が読んでいたので)などの少年少女もの週刊漫画が最近のものまで通しで収蔵されています。漫画はそれでも全体のごく一部でしかありません。 貸し出し図書ではなく「出版」されたままの書籍として、系統だてて資料として後世に残していくということが、ここでなされていたのだと知り、感動を覚えました。と同時に、こういう事業を大阪府だけが担っていかなくてはならないものなのか、国をはじめ、新たな担い手を探しても良いのかな、という気がしないではありません。 橋下知事は、財政再建のために、来年度中に廃止、機能を中央図書館(東大阪市)に移転する考えだそうですが、「機能」をどういう風に理解しているのか不安です。万博公園の一角に建てられた建物は、確かにバブル期に建設されたもので大変立派でした。ただ、いろいろな人の考えを良く聴いて、アイディアも募って、維持管理経費を圧縮する、出版関係企業から援助をお願いするなど、やれることにチャレンジしてからでも遅くはないと思うのですが・・・本当は、もっとメスをいれなくてはいけないところがあるのに手を付けられず、やりやすいところはニーズを無視してでも断行するということでは、早晩信用を失うのでは? 財政再建案に関するパブリックコメントでは、統廃合に賛成は17件、反対は475件、他に、86,000筆以上の署名、多くの文化人からの支援の声、海外14団体、国内109団体からの要望書も届いているとのことで、これらの声を知事はどう受け止めたでしょうか。 「自分の見る目が一番正しい」・・・などと自信に溺れ、いろんな見方・考え方もあることを忘れると、ただの一人よがりになりはしないでしょうか。 災害と女性の一般質問のご報告はまたの機会に・・・ <写真は、再掲です> 大阪府立国際児童文学館 | ||
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