環境省のパブリックコメント

放射性物質汚染対処特措法施行規則改正案に対する意見の募集

 既存のマスコミは、どうして国がおこなう各種のパブリックコメントについて報じないのでしょう。いちいち、各省庁のパブリックコメントについて、インターネットを介してチェックしていなければ気づかずに終わってしまうような状態が続いています。
 
 パブリックコメント自体も、ほとんど「ガス抜き」みたいなねらいで実施されているように思え、よく言われるように国民の声を聞きましたという「アリバイづくり」と言われても仕方がないほどに国民の意見が反映されていないように思えます。

 そのような中、タイトルにあるようなパブリックコメントが4月3日〜9日までの期間でおこなわれています。かなり問題のある改正ではないかと思います。これは施行規則(政令)の改正で、国会の議決の対象ではなく、内閣が制定する成文法。国務大臣の署名と総理大臣の連署により天皇が公布するもの。議決が必要だということと大臣らの署名でどうにかなってしまうのとでは、大きな違いです。

 環境省(つまり官僚)が実施したパブリックコメントの内容は、どれだけ大臣に報告され、説明されるのかは明らかになっていません。大臣が報告と説明を求めるかどうかも定かではありません。パブリックコメントの根拠である行政手続法では、第42条において、機関=大臣は意見を十分に考慮しなければならないことになっているので、大臣もちゃんと目を通しているはずだと思いたいのですが。

 しかし、それにしてもこんなに重大な改正を扱うパブリックコメントが、たった1週間で締め切りとは!30日未満で実施する場合の理由も公開されていますが、納得できる説明にはなっていません。全くもって、国民も足元を見られたものだと思います。

 私は、意見を提出しようと思い、時間もないので大急ぎで意見をまとめてみました。的外れなところもあるかもしれず、調べが足りないところもあるかもしれないのですが、意見を出したいと思っていらっしゃる市民の皆さんの、少しでも参考になるとすれば嬉しい限りです。
 お気づきの点がありましたら、ご指摘下さい。いろいろと教えていただければと思います。

 国も東京都も市区町村も、計画の策定や条例改正等にあたっては、パブリックコメントを募集していますので、時々、ホームページをチェックしてみることをお勧めします。
 また、パソコンが使えない方やインターネットに不慣れな方でも情報が把握できるよう、新聞等で情報提供してほしいものだと思います。

(4月12日加筆)

 

添付ファイル

「原発」都民投票直接請求はいよいよ本提出〜本請求へ

そして、東京都議会の議論のゆくえはいかに?

「宮台真司にきけ!都民投票のココロ」2.29@水道橋YMCAアジア青少年センター国際ホールにて
「宮台真司にきけ!都民投票のココロ」2.29@水道橋YMCAアジア青少年センター国際ホールにて
 久しぶりの更新です。

 昨年12月9日から本年2月9日までの2ヶ月間、私は「東京電力管内の原子力発電所の稼働に関する東京都民投票条例の制定を求める直接請求署名」の事務に関わってきました。
 受任者のよびかけ、署名簿の発送回収、選挙管理委員会への届け出、立川駅や河辺駅、スーパー前等の街頭署名、友人知人ご近所を訪ねての署名集め、請求代表者の多摩地域の街頭署名マネジメントなど、本当に夢中で取り組んだ2ヶ月間でした。
 この22年ぶりに東京都で取り組まれた直接請求の活動については、新聞各紙、報道番組等でもピックアップされ、ご存じの方も多いと思います。

 都民有権者の1/50(2%)=法定必要署名数は、約21万4千筆余ですが、首長選挙で期間がずれていた八王子市・府中市も署名が終了し、24日現在で344,052筆が集まっています。
 4月3日に本提出となりますが、都民の約32人に1人が署名したことになりました。

 2月29日には、請求代表者のおひとりである社会学者の宮台真司さんを講師に「都民投票のココロ」と題したレクチャーとシンポジウムがおこなわれました。(このレクチャーはDVDに収録され500円で販売されています。詳しくは下記のホームページへ。)

 実は、このイベントは平日の夜間、水道橋での開催だったため、多摩地域からの参加者はそう多くはありませんでした。ぜひ、多摩地域でも宮台真司さんご自身との対話を含む学習の機会を持ちたいと、4月21日(土)19時〜立川女性総合センターにて「宮台真司にきけ!都民投票のココロin多摩」を企画しました。(詳細はお知らせをご覧下さい。)

 今回は、第2部でワークショップの体験ができるよう準備を進めています。都民投票条例が可決され、投票日に向けて賛否のキャンペーンが展開される暁には、大勢の都民が宮台さんのDVDを活用し、自宅で職場で学校で、都民投票がおこなわれる意義を学び、原発の問題を当事者として引き受けて考えるようになることをめざしています。
 さあ、あなたもぜひご一緒に!

土壌汚染調査に立ちあがった市民

行政がやらないなら、市民がやる!放射能汚染の実態を知ってわかって暮らしたい

わかぐさ公園の土壌採取の様子です。ツイッターを見て、集合場所のわかぐさ公園駐車場に駆けつけてこられた市民もいらっしゃいました。また、「土壌の調査ですか?」と関心を示して声をかけてこられた若いパパもいました。
わかぐさ公園の土壌採取の様子です。ツイッターを見て、集合場所のわかぐさ公園駐車場に駆けつけてこられた市民もいらっしゃいました。また、「土壌の調査ですか?」と関心を示して声をかけてこられた若いパパもいました。
 放射線防御プロジェクトという活動をご存じでしょうか?市民が個人的に庭先の土や畑の土の放射能汚染を、自己負担で検査し、その結果を共有することで、面的に汚染の度合いを把握しようとするWebサイトです。
 そのサイトの一覧で、羽村市緑が丘で10530ベクレル、あきる野市引田で15860ベクレルというセシウムが検出されていることを知り、青梅市も調べる必要があるのではないかと感じていました。

 9月議会では、本多ゆり子議員が、空間線量の測定だけでなく、土壌についても市独自に調査するべきではないかと一般質問しましたが、市には全くその考えがないことが分かり、汚染状況を把握するには自分の手で土壌を調べるしかないと思いました。

 そんなことをツイッターでつぶやいていたところ、子育て中で、放射能汚染の子どもへの影響を心配する幾人かの市民が賛同を表明して下さり、一緒に活動することになったのです。

 サラリーマンの子育て中のパパを含む市民の有志で、2回ほど会合を持ち、進め方、調査箇所数、場所の選定、費用負担などについて話し合い、いよいよ23日の日曜日から土壌の採取をスタートさせました。

 調査箇所数は、市内合計11ヶ所を予定しており、特に、子どもが遊ぶ公園や運動広場、グラウンドなどを中心に選定しました。
 23日には、わかぐさ公園遊具広場、河辺下グラウンド(ゲートボール広場)、長淵の鹿島多摩川神社(遊具広場と運動広場)の土壌の採取をおこないました。
 すでに、検体は検査機関に送付済みですが、11ヶ所の採取を終え、検査機関からの結果が出揃った段階で、公表をしていく予定です。

 結果を待たなければ何とも言えませんが、万が一、高い濃度が検出された場合には、除染を含め、青梅市に適切な対応を求めていく考えです。

 <参考>
 土壌の採取は、1ヶ所ごとに、四隅と中央の5地点の地表5cmの土を掘り、ふるいにかけて石などを取り除き、5地点分を混ぜ合わせて4kgほどを1検体としています。

情報は、いろいろなルートから入手できた方が自分の考えを深められる

自分の活動を伝えるだけでは一方通行。関係性が広がるSNSも楽しいですよ

西東京共同法律事務所にて。本多ゆり子さんと、弁護士活用セミナーに参加しました。
西東京共同法律事務所にて。本多ゆり子さんと、弁護士活用セミナーに参加しました。
 久しぶりの更新です。今は、地域政党 青梅・生活者ネットワークの事務局長として活動しています。また、前市議会議員として本多ゆり子議員をサポートしています。
 それにしても最近は、一日のはじめにタスクリストを確認しないと、ウッカリ忘れが多くなってきました。コンピューターのように複雑な作業をスピーディに処理できる頭脳と体力がほしい今日この頃です。

          *〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*

 私は、ツイッターをやっています。3.11大震災以降、原発やエネルギーに関するたくさんの方々のつぶやきがインターネット上で流れています。
 最近になって、資源エネルギー庁が、ツイッターやブログなどネット上で流れる原子力等の情報について、不正確、不適切な内容はないかどうかを常にモニタリングして、みつけたらQ&Aなどを作成してネット上で公開し、原子力安全発電所の事故等の風評被害を防止すると言い出しました。これを請け負う業者の入開札も終わっています。
 「検閲」というイヤな言葉が脳裏に浮かびます。政府がきちんと正確な情報公開をしないから、みんな中途半端な情報の中で勘違いしたり、わからなかったりしているだけで、政府や東電のように、意図的に情報操作をしようとしているわけではないと思います。こんなことに税金と時間をかけるくらいなら、はじめから自分たちがきちんと正確な情報を隠さず全部、公開して説明すればいいだけじゃないですか。国民のせいにして、自分たちは責任逃れの上に取り締まり的モニタリングですか??
 みなさんは、どうお考えになりますか?
 
 ツイッターを一度でものぞいてみていただければわかりますが、専門家の方々もツイッターを使っていろいろな情報提供をされています。新聞やテレビでは扱われない情報も得ることができ、自分の考えを深めたり、それまでの自分の価値観を問い直す機会にもなります。
 生活者ネットワークも長らくお世話になってきたISEP(環境エネルギー政策研究所)の飯田哲也さんのツイートをご紹介させていただきます。

▼15%節電の中、経済を停滞させないための方策は?

■iidatetsunari  昨夜のBizスポ飯田発言要旨1:ピーク対策(=電力不足)と総量削減(コスト対策)の目的と方法を切り分ける。 ピークの100万kWは年合計で5時間、同500万kWは年合計で165時間(2%)だけ
■ iidatetsunari 昨夜のBizスポ飯田発言要旨2:ピーク対策(=電力不足)と総量削減(コスト対策)の切り分け。年間にわずかな時間ですむピーク対策は揚水発電と埋蔵電源(1000万kW規模)の活用、かつ需要側管理DSM  
■iidatetsunari 昨夜のBizスポ飯田発言要旨3:ピーク対策(=電力不足)と総量削減(コスト対策)の切り分け。総量削減(省エネ)は構造的な削減しかなく、徹底的な省エネ投資でエネルギーコストを下げ、逆に競争力をつける
■iidatetsunari 昨夜のBizスポ飯田発言要旨4:深夜や被災地にまで機械的に適用する「一律15%削減」は愚の骨頂。最後に原田マクドナルド社長も同調してくださいました
■iidatetsunari 昨夜のBizスポ飯田発言要旨5:自然エネルギーは10年単位で+10〜20ポイント(現状の10%→20〜30%を目指す)。堀潤さん(@nhk_HORIJUN)、誤解されて志賀日産COOに「10年待てるか」と聞いていたが、当面の電力不足対応は説明すみ
■iidatetsunari 昨夜のBizスポ飯田発言せず要旨6:後半は小室さんに時間を譲り控えたが、北欧は5週間の夏休み・いつも定時でも、競争力・GDP成長・イノベーションともに世界トップクラス。日本は「空気読み・同調」に時間と力をそがれすぎ、個人の創発力が弱いのでは?

任期満了です PartⅡ

機関委任事務を知らない世代として

福生でおこなわれたPeace Walkに参加した時の様子。イラク戦争反対のデモです。いろいろな方が参加しました。「NO WAR せんそうはんたい」のカラフルな横断幕は青梅・生活者ネットワークの仲間が手づくりしたものです。東青梅駅から河辺駅まで、Peace Walkしたこともあるんですよ。
福生でおこなわれたPeace Walkに参加した時の様子。イラク戦争反対のデモです。いろいろな方が参加しました。「NO WAR せんそうはんたい」のカラフルな横断幕は青梅・生活者ネットワークの仲間が手づくりしたものです。東青梅駅から河辺駅まで、Peace Walkしたこともあるんですよ。
 思えば、議員として活動をスタートした時から、機関委任事務が存在しなくなった行政(自治体)と向き合ってきたのでした。しかし、法の解釈や立法機能という点において、議会の役割を充分に発揮できたかといえば、課題が多く残りました。
 今でこそ、住民基本台帳法自体が改正されたことで、市民の個人情報(基本4情報)の閲覧が制限されましたが、青梅市議会では法改正に先立って、市民の個人情報の悪用防止の観点から新しく閲覧を規制する条例をつくるべく準備をし、上程までこぎつけたことがありました。しかし、超政治的事情から葬られた経緯があります。この時ほど、議会内の「数の力」が市民のために健全に発揮されなかったことに怒りを覚えたことはありませんでした。(ここからはあくまでも想像ですが、私が先にこの問題で一般質問をしていたことが一つの要因だったかもしれません。)
 
 多数決がそのまま民主主義ということではありませんが、議論を尽くして「数」で決着をつけるのと、議論をすっ飛ばした上に、「数」が市民のためでなく政治的パワーゲームに利用されてしまうのとでは、全然意味が違います。

 当時に比べれば、私の3期目の議会の状況は本当に大きく変わりました。正式な枠組みの中で改革の議論ができたことはもとより、私が委員長を務めた厚生委員会では、参考人から意見を聴取したのち、市単費の障がい者への給付金削減案に修正をかけて可決しました。本会議場では、否決という選択をされた議員もいましたが、市全体の財政運営を俯瞰した中で、委員会としてかつてないほど議論した末の対応でした。

 おまけで、こんなエピソードもご紹介しておきます。
 私の、とある一般質問件名について、超先輩議員(当時9期目だったかな)から「ちょっと待った!」がかかり、議運でひと悶着ありました。議運が何度も休憩になり、私は議長室に呼ばれて、「質問を取り下げるか、件名を変更するように」と正副議長から相談されたのでした。私は「何も問題はないはずです」と繰り返しましたが、何度か呼ばれるうちにだんだん面倒になってきて、「件名こそ変更に応じるけれど、質問は予定通りの内容でやっちゃうもんね」と、内心思い始めたりもしていました。
 しかし、それと同時に、休憩時間をつかって調査をかけ、指摘されたことは法的な根拠が何もないことを確認。同じ会派で議運の委員に選任されていた木下議員もいろいろとご尽力下さり、議運で木下議員から「法的根拠がない」ことを発言していただいたことで、私の一般質問の通告内容は、そのまま了承されたのでした。
 議運で「こんなことは議会の常識だ!」と怒鳴った超先輩議員。木下議員と二人して「すみません、その議会の常識ってよくわからないのでどういうことか教えて下さい」って、わざわざ聞きに行きましたっけ…。

 さて、この改選によって、新しい議会を私たちは持ちました。宿題となっている「議会基本条例」の制定のゆくえ、予算・決算の常任委員会化による審査の充実度合いなど、これからは、一市民として注目していきたいと思っています。

 ヤジられると、余計に議論に燃えた自分が懐かしくて。(笑)
 ヤジは、(内容によりますが)決して気分のいいものではありません。でも、かばってくれたり、応援のヤジを飛ばしてくれる仲間がいたからそれほど苦になりませんでしたし、前述の超先輩議員からも「大事なことだからちゃんと答えろよー」と援護射撃していただいたこともあるのです。

 議会で議論を尽くすためには、自分だけが正しいという構えではダメだということを学びました。多様な市民の声を代表して集まっている議会ですから、自分だけが正義なのではなく「こういう考え方もある」「そういう見方もある」といったん受け止める能力が必要です。そして、自分が間違っていたらきちんと公の機会にその間違いを自ら正すことも、市民への責任として大事なことです。それができない議員は、信用してはいけないとさえ思います。議会の会議録からこそ、本当の議会の姿が読み取れます。そこには、脚色のない議論の経過が記録されています。